みなさま、こんにちは。
もう8月も終盤ですが、厳しい残暑が続いていますね。
さて、昨日のレッスンで受講生の方とお話しをしていた時、「禍い転じて福となす」と言う慣用句がでてきましたので、今回はそれを解説したいと思います。
早速クイズです。
「禍い転じて福となす」は、英語で何と言うでしょうか?
正解は…
“A blessing in disguise” です。
直訳すると「変装した祝福」となりますが、意訳すると、不幸または不運のように思われるものが、思わぬ恩恵をもたらすことがある、となります。
この慣用句の由来は、1746年のイギリスの牧師であり作家でもあったジェイムズ・ハーヴェイの書いた賛美歌に遡ります。ここには、たとえ最初は否定的に見えるものであったとしても、「変装した祝福(“A blessing in disguise”)」であるから受け入れる事について書かれています。
日常会話はもちろん、歌、詩、小説などのタイトルにも使われたりしています。
日常会話で使う場合は、“It’s a blessing in disguise.”という形で使えますよ。過去形の場合は、“It was a blessing in disguise. ”となりますね。
日本の慣用句「禍い転じて福となす」は、広辞苑には「身に降りかかった災難をうまく活用して、かえってしあわせになるよう取りはからう」と書かれています。もともと紀元前に書かれた「史記」の中にある蘇秦の言葉だそうです。
では、今日はこの辺で。
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