みなさま、こんばんは。
今日、東京は夕焼けがとても美しく、台風の前日とは思えないほどでした。
さて、今回は英語の表現“Set in stone”について説明したいと思います。
これは、どのような意味なのでしょうか?
正解は、「変更が非常に難しい」、「もう決まったもの」という意味です。
ペンで書いたものやパソコンで打ったものは簡単に消したり変更ができますが、石に刻まれた文字を変更することは難しいということから、18世紀以降広まった言い回しです。
この表現の語源は、旧約聖書まで遡るといわれています。旧約聖書の「出エジプト記」の中で、「モーゼの十戒」はブルーサファイアの石板に刻まれていたそうです。
“Set in stone”の使いかたとしては、
例えば、“Nothing is set in stone.(何も決まっていません)”、“That’s set in stone.(もう決まっています)等が挙げられます。
英語は、言葉の由来が聖書やギリシャ神話などに遡ることが多くあります。
語学を学ぶことは、その国の歴史・文化・文学・宗教など、本当に多面的なアプローチが必要で、探究が尽きないところも興味深いところです。
今日はこの辺で。明日は、東海や関東地方に台風が上陸するかもしれないとの予報が出ていますので、くれぐれもお気をつけてお過ごしくださいませ。
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