まぎらわしい文法をわかりやすく!“one”, “another”, “the other”,“the others”の使い分け

みなさま、こんにちは。

今日授業で受講生の方からとても良い質問をいただきましたので、ここでもシェアしたいと思います。

英文法で分かりにくいもののひとつに、「“one”, “another”, “the other”, “the others” の使い分け」がありますので、表にしてみました。

短期的に暗記をしても、すぐに忘れてしまう内容でもあることも踏まえて、

「あなたがマルシェ(市場)で買い物をする」をテーマにひとつひとつ解説したいと思います。

1.あなたは、食材を買いに、友達とマルシェを訪れています。そこで、ニンジンを買うことにしました。

【1本買う場合(One)】複数のニンジンの中から1本を選ぶときは、“one (carrot)”です。“one”+単数名詞です。

“I would like to have one carrot, please.” (ニンジン1本ください)となります。

【2、3本買う場合(Some)】たくさんのニンジンの中から数本を選ぶときは“some (carrots)”です。「いくつかの」を表す“some”の後は、複数形です。

“I would like to have some carrots, please.” (ニンジンを2、3本ください)となります。

【もう1本どれか買う場合(Another)】複数のニンジンの中から、もう一本どれか他のニンジンを選ぶときは、“another”を使います。

“another”は、もともと“an”と“other”が合体したもので、「そのほかの1つ」となりります。

ですから、“another”+単数になり、この場合は、“ Can I have another one, please? ”(もう1本もらえますか)と言えます。

2.次に、あなたと友人は、リンゴも買うことにしました。あなたの友人が、先に15個のリンゴを買って、店頭には5つのリンゴが残っています。あなたは、「残り全て」を買うことにしました。

【残ったもの全部(the others)】 “other”は「他の」という意味+限定の“the”で、「残り全てのもの」をひとくくりで表せます。ですので、“I would like to have the others.” (残り全部買います)、ということが出来ますね。

3.あなたと友人は、メロンも買うことにしました。お店にはメロンが2つ。友人が1個買いました。あなたは、「残ったひとつ」のメロンを買うことにしました。

【残ったひとつ(the other)】友人が買ったので、残りのメロンは1つです。

「他の」“other ”+“the”が付くので、「残りの1つ」と限定されます。

ですから、I’ll have the other (one).(もう一つのメロンを買います)と言えるのです。 

以上です。みなさまの参考になれば嬉しいです。

では、今日はこの辺で。

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