今日はイギリスの食事のお話をしたいと思います。
イングリッシュ・ブレックファーストという言葉をみなさんは聞いたことがありますか?
これは、イギリスのホテルやB&B等で毎朝出てくるイギリスの典型的な朝食のことです。
二つに切ったトースト、カリカリのベーコン、マッシュルームソテー、ベイクドビーンズ、目玉焼き、ソーセージ、ブラックプディング、焼トマト、ポテト等が大きな1枚のプレートにのって出てきます。
元々はイギリス貴族の朝食でしたが、どちらかといえば、今では伝統食のような位置付けになっており、イギリス人ではなく、イギリスに滞在する方々が召し上がることの方が多いかと思います。
私は、2020年のコロナが始まるまで、仕事で毎年ロンドンに3ヶ月程滞在する生活をしておりました。通常は自炊ですが、時々移動先でイングリッシュ・ブレックファーストを食べるのが楽しみでした。
イギリスは、歴史的にお肉をしっかり焼く習慣があるので、ベーコンもソーセージも「焼きすぎでしょ!」とツッコみたくなるほどカリカリなのです。
私はイギリスの大きなマッシュルームが本当に好きなので、「マッシュルームを大盛りにしてください」と恥ずかしげもなく、いつもリクエストをしていました。
日本のご家庭のお味噌汁の味がそれぞれ違うように、イギリスでも場所が違えばイングリッシュ・ブレックファーストの味わいも違うことがまた楽しみの一つでもありました。
日本に帰ってからも、時々自分でイングリッシュ・ブレックファーストを作りたくなってしまいます。もはや私にとっては病みつきの味なのです(笑)
では、本日はこの辺で。