今日は有名な諺を取り上げたいと思います。
日本語の「隣の芝生は青い」は、英語では何というのでしょうか?
また、みなさんは、この諺の起源をご存じでしょうか?
正解は、“The grass is always greener on the other side of the fence”(フェンスの向こう側の芝生はより青く見える)です。
そして、この諺、元々は日本の諺ではありませんでした。
実は、紀元前のギリシャまで遡ることとなるのです。
ギリシャの詩人オウディウス(紀元前43年~紀元17年)の書いた詩“Art of Love”の中に、“The harvest is always richer in another man’s field.”(他人の畑の収穫は、自分のものよりも豊かに見える)という一節があり、これが元々の由来とされています。
その後、1924年に歌手のレイモンド・B・イーガンとリチャード・A・ホワイティングがレコーディングした歌に、“The grass is always greener in the other fellow’s yard.”(仲間の芝生はいつも青く見える)と歌詞があり、現在のバージョンとなったと言われています。
同じ諺は、英語や日本語だけではなく、フランス語、イタリア語にもあるそうです。
人間というものは、どの時代に生きていても、どの国に住んでいても、共通の考え方をするものなのですね。
映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」ではありませんが、もしタイムマシンに乗って、過去の時代まで遡ることが出来るのであれば、私は古代ギリシャや日本の平安時代を訪れて、当時生きていた人たちの考えや当時使われていた言葉を観察してみたい…と思います。もちろん、そんなことはあり得ない話ですが…(笑)
では、今日はこの辺で。
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